おおがわら会主催「ネクサスファームおおくま工場見学とイチゴ摘み取り体験」の開催について


 こんにちは、おおくま宣伝チームであり、コミュニティ団体おおがわら会事務局の加賀谷です。

今年度初のおおがわら会の行事が、去る5月4日に大熊町内にある植物工場ネクサスファームおおくまで行われました。内容は工場内の見学と栽培しているいちごの摘み取り体験です。未就学児からシニアまで、39名が参加しました。参加者で目立ったのは、家族連れの方々でした。また大熊町の大川原地区で一人暮らしをされている方々にも参加していただき笑顔と交流の輪が広がりました。



 ネクサスファームおおくまは、大熊町が避難指示解除になった2019年4月に帰還住民の雇用の受け皿として設けられた植物工場です。震災前の大熊町は、梨とキュウイフルーツの栽培が盛んな町として知られ「フルーツの香り漂うロマンの里」と称されていました。そのキャッチフレーズを感じさせるいちごで、原発事故後の町の再スタートを切ったのです。



 摘み取り体験前に徳田工場長より、施設の概要説明を受けました。その後、いちごの摘み取り方のテクニックを伝授されて、いざ植物工場内へ。解放された広さ千平米のいちご工場に39人が勇んで摘み取りを行いました。摘み取る品種は、紅ほっぺとほしうららです。受付で配られたトレーには、甘いミルクも入っていましたが、ミルクを必要としないほどの甘さで皆さんの笑顔が広がりました。



いわき市内から参加した家族連れは、テーブルを囲んで会話が弾んでいました。自分で摘み取ることが難しい小さなお子さんは、親が摘み取ったいちごを頬張っていました。またお孫さんを会津から連れてきた方は、いちごを口に運ぶ度に孫の笑顔が広がったと喜んでいました。そのお孫さんは、私との初対面の時におばぁちゃんに挨拶を促されましたが、緊張からか小声で挨拶をする程度でした。摘み取り体験の終盤には、自分から話しかけてきてくれました。美味しいいちごが、緊張を解きほぐしてくれたようです。



 お持ち帰り用のパックの渡しておりましたが、それでも物足りなかったのか美味しさが忘れられなかったか、お土産用のいちごを直販所で買い求める方が多く見られました。


 今回のイベントでは、お互いを知り合う場として、各自に名札を着用していただきました。日頃、町内で顔を合わせていても名前を知らないことが多いためです。おおがわら会では、今後も町民同士の交流イベントを予定しています。広報おおくま等でお知らせいたしますので、皆さまの参加をお待ちしております。

広報おおくま


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