スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

注目

水彩画で大熊町を残す

 福島大学未来デザインセンター相双地域支援サテライトの加賀谷です。今回は、職場の仕事で大熊町に関連した取組みの一つをご紹介いたします。    被災地の建物を水彩画で描き記録している神戸市在住の一級建築士 曺弘利(チョ ホンリ)さんとともに大熊町内の建物や風景を水彩画で残す活動を行っています。6月初旬には鈴木商店さん、 7月10日には、完成品の一部を大熊町に贈呈いたしました。  相双地域支援サテライトでは、地域の歴史や文化の継承に取組んでいます。そのご縁でこの春に双葉町を中心に水彩画で残す活動をしている曺弘利さんと出会いました。 以前から曺さんの水彩画の作品を目にして、暖かみを感じていました。大熊町の風景も描いてもらいたいと思い続けていました。    大熊町内には中間貯蔵施設があり、震災後13年が経過した今でも、震災直後のまま建物が残されている箇所があります。それらを水彩画で残したいという想いから、ダメ元で曺さんに大熊町の建物、風景を描いていただきたいと要請すると、その場で了承していただきました。また既に数点手掛けていると嬉しい発言を聴くことができました。 おじさん紅葉と熊町幼稚園 県水産種苗研究所 熊町児童館  6月初旬に大野駅西口商店街の一角にあった鈴木商店さんの水彩画が送くられてきてきました。鈴木商店さんに届けて欲しいとの要請を受けましたが、朽ちた家の絵画を観て受取り側がどのように感じるか不安でした。突然の訪問にも関わらず母親と娘さんお二人が迎えてくれました。作品の作成の経過をご説明してお渡しすると、大変喜んで受け入れてくれました。 受け取っていただいた鈴木真理さんは、建物を写真でも残しているが水彩画は、暖かみを感じると感謝の言葉を掛けていただきました。  曺さんは7月9日から2泊3日の行程で、浜通り地方に滞在しました。その間に水彩画で残しておききたい中間貯蔵施設内を含めた大熊町内の建物、風景を案内しました。7月10日(火)には既に手掛けていた完成品、数点を大熊町に贈呈することが出来ました。役場側も水彩画で残す活動を好意的に受入れていただきました。    水彩画は、暖かみを感じます。解体され更地になった建物や故郷を離れても水彩画を通して、ふるさとを感じてもらえるよう今後も地域の歴史や思い出の橋渡し役を務めて参ります。 おおくま宣伝チーム 加賀谷 環

最新の投稿

町に灯りと癒しを。ほっと大熊のアレコレを聞いてみた!

勝手にど冷えもんランキング!!

夕涼み

色とりどりのおおくま