絆を結ぶ「町民スポーツ パークゴルフ」


こんにちは。おおくま宣伝チームの加賀谷です。

今回は私が大熊町の町民スポーツとして感じているパークゴルフについてご紹介いたします。

原発事故前には、大熊町内にふれあいパークおおくま内にパークゴルフがありました。2009年3月に落成して、多くの町民が利用していました。その後、全町避難により、町内でのパークゴルフの継続は困難な状況に陥りました。第三次復興計画では、パークゴルフ場の整備が盛り込まれ、交流の場として活用できる見通しです。

原発事故後の避難先でも町長杯、愛好者町民大会等が開催されてきました。町民同士の絆を結び大熊町民としてのアイデンティティを確認する役割を果たしてきました。また6月21日に開催された今年度の町長杯の様子もお伝えいたします。



パークゴルフ場を併設したふれあいパークおおくまが、2009年3月14日に落成式が行われ、同年7月には町民パークゴルフオープン大会が開催されました。大熊町長杯は、翌2010年度から開催され、途中コロナ禍で中断もありましたが、今日まで続けられています。この間に原発事故により、全町避難が強いられましたが、2011年9月にはおおくまパークゴルフ協会主催で、避難先で「大熊町・絆パークゴルフ大会」が開催されました。2012年度には北塩原村グランデコリゾートパークゴルフ場で町長杯が復活し、避難先での町民の同士の絆を繋いだのが、パークゴルフでした。


平成24年のパークゴルフ大会(大熊写真館より)

平成24年のパークゴルフ大会(大熊写真館より)

地区対抗パークゴルフ大会が、広野町にある二ツ沼総合公園パークゴルフ場で開催されました。その後、新型コロナ禍で中断され、2022年度に再開されました。



今年度大熊町長杯パークゴルフが6月21日に二ツ沼公園パークゴルフ場で開催されました。吉田淳町長をはじめ、県内外から66名が集いました。吉田淳町長と仲野剛議長の始球式が行われた後、競技が開始されました。競技は、4ホール(パー 132)、男女別に順位を競いました。再会を喜び合う和やかな雰囲気も一変して、真剣な眼差しでプレーに打ち込む姿が印象的でした。

 男子の上位者は、スコア105前後でした。男子優勝者の佐藤秀一さんにお話伺いました。原発事故後に定年退職してからパークゴルフを始められたとのことでした。また週に5回の練習を二ツ沼総合公園パークゴルフ場で行っているとのことでした。まさにコースを知り尽くしたホームグランドでの栄冠に輝きました。



 女子の競技終了後、スコア112の同数が折笠房子さんと佐藤知子さんの2名おりました。決着はプレーオフへ。1ホール目は、ともにバーディ、2ホール目で折笠房子さんがバーディを決め栄冠に輝きました。

 表彰式は和やかな雰囲気で行われました。吉田淳町長から表彰状、賞品が手渡され、受賞者には笑顔が広がりました。

 今回の参加者は、70代、80代の方が85%を占めており、パークゴルフが高齢者の方の運動に寄与していることが伺えました。生涯学習課長からは大熊町第三次復興計画では、西大和久地区にパークゴルフ場の整備が予定されていると伺いました。大熊町内にパークゴルフ場が完成した暁には、帰還住民同士や移住者との交流の場となり、パークゴルフを通して町民の交流が図られることが期待されています。





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