町に灯りと癒しを。ほっと大熊のアレコレを聞いてみた!

こんにちは!おおくま宣伝チームの広川です。

私は大熊町で仕事や活動をされている「人」にインタビューを行い町の魅力を紹介します。
今回は「ほっと大熊」です。 夜に大川原地域に行くと、いつも営業中とついている数少ない商業施設です。 季節に関係なく、イルミネーションが彩を見せています。


私自身移住して半年が経ちますが、ほっと大熊は月に何度か日帰り風呂で利用しています。今日はたまたまポイントが全て溜まったので、無料で入ることができました。やったね。



今回は、副施設長である齋藤さんにいくつかインタビューしてみました。内容はどちらかというと、ほっと大熊に行ったことがある寄りのインタビューかもしれません。
広川の質問→斎藤さんの回答という流れで文章を構成しています。

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広川:
まずほっと大熊が生まれた経緯について伺いました。

齋藤:
避難された人が大熊町に戻ってきた時に、心が癒され元気をもらえるような施設に訪れていただきたいという想いで、この場所を作ることを目指したことがきっかけになります。
私はほっと大熊の誕生とともに、福島市から大熊町に引っ越してきました。元々は転職の際に宮城県の勤め先で働こうと考えていたのですが、同じ運営会社で同じ福島県内で今こういうことをやっているからどう?と人事に紹介されました。
お話を受けてチャレンジしてみたいなと思ったのと同時に、奥さんの祖父も大熊に住んでいるので、じゃあ大熊町でいいじゃんという結論に至り、引っ越しをしました。
初めは副施設長ではなかったのですが、昨年の4月から副施設長としてやらせていただいております。

広川:
運営が始まって2年。利用者の変化はどうでしょうか?

齋藤:
宿泊で言えば、1日で泊まる方が0人という日が続く時もありました。それが今年には毎日13部屋中10部屋は埋まっている状況になりました。リピーターの方も多くてありがたいです。

広川:
まだ大熊に移住する昨年夏にほっと大熊に宿泊したのですが、部屋に入ったときに絵や室内の作りを見て面白い部屋だなと思ったのが第一印象でした。今は町内に住んでいるのでなかなか宿泊することはありませんが、そのうちまた泊まりたいと思います。
   

広川:
銭湯の方に話を移します。
僕自身、色んな浜通りの銭湯に訪れているのですが、熱々の湯船にさっと浸かる方が好きだったりします。ほっと大熊には意見書があるので、一度片方の風呂の温度を上げてもらえませんかと書いたことがあります。その後温度が変わることはなかったのですが、今日久々にお風呂に入ってその返答のようなものが壁に貼ってありました。
紙には、健康上の理由で温度管理調整を実施しています。と記載がありました。 これを見て納得できたので、よかったです!


齋藤:
時々お客様から温度変えられませんか言われることがあります。ただ、42度以上の高温にすることで健康のリスクが上がってしまうので41度以下で統一しています。特に高齢者の方が危険にならないように温度の設定をしています。ぬるいと思うかもしれませんが、10分以上入っていただくと温まるので長めに入ってもらえるようお願いをしています。

広川:
難しい話かと思うのですが、露天風呂が今後できる可能性はあるのですか?

齋藤:
可能性はありますが、今は設置した場合、山の方から見えてしまう可能性があるため難しいです。壁の高さを変えれば付けることはできるかもしれないので、可能性はあるという言い方になります。

 


広川:
ありがとうございます。ほっと大熊って浜通りの銭湯施設の中ではアメニティやマッサージ機などサービスがこれ以上にないくらい充実していると思っているのですが、今後の目標があれば教えていただけますか。

齋藤:
今頑張っていることはオリジナルグッズの製作です。最近できたのがマグかプやグラスになります。近頃はサウナブームということもありサウナハットも作らせてもらいました。
あと、オープン当初なかったほっと大熊の字をロゴにして制作しています。今後はトートバッグや傘も作れればと思っています。

広川:
トートバッグは便利ですね。今後の商品も楽しみです。
ところで、マッサージ機は他の銭湯ですと有料だと思うのですが、無料で使える意図があれば教えて下さい。

齋藤:
普通だと、100円200円はすると思うのですが、自宅のようにくつろげるがコンセプトなので、いつでも使える感じで、でも順番を待っている人がいれば交代っていうのは守っていただく形で利用していただければと思っております。順番待ちの人向けに今は順番待ちのイスも用意しております。
 

広川:
風呂に出た後、毎度使っています。デスクワークの仕事なので肩こりがすごくて。 助かります(笑)
普段、中にいてみるスタッフは4人ぐらいなのですが、従業員の方は全体でどのくらいいらっしゃるのですか。

齋藤:
今は掃除員も含めて20名ほどです。大熊町に住んでいる人もいますし、相馬市や川内村に住まれている方もいらっしゃいます。月に一度全体会議を行い、共有すべき点や改善点をみんなで話をしています。ここを変えたらもっとお客様が使いやすくなるのではないかとか、ルールや掃除箇所についても話合いをしています。
   

ありがとうございます。
普段では知れない様々なことを教えてくださりありがとうございました。 インタビューはここで終了しました。 初対面にも関わらず、気さくに紳士に回答してくださり、普段気になっていたことが聞けて個人的にはものすごく良い時間になりました。 この話が誰かの疑問の解決になっていたら幸いです。


次回もお楽しみに!


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