大熊の先人たち(マスター編)


どうも、なんちゃんです。

今回は、ついつい足を運んでしまう軽食・喫茶レインボーのマスターこと武内一司さんのことを紹介したい。大熊町で『マスター』といえば、レインボーのマスターが、みんなの頭に思い浮かぶはず。町内でも通称が『マスター』で通っているはずなので、この記事の中でも『マスター』の呼び名で通そうと思う。

軽食・喫茶レインボー



レインボーはもともと旧大熊町役場の近くにあったお店だ。

(ちなみに昔のお店は白い壁に、マスタードみたいな黄色い屋根のしつらえ。THE喫茶店という感じの建物だった)

震災前も家族とよくお店にご飯を食べに行っていたはずなのに、実はマスターという人間をちゃんと認識していなかった。マスターとは、震災後に大熊町に戻ってきてから、レインボーで何回か地元の人たちと交流会や飲み会を開催させていただく機会を通じて友達?常連?になった。(最近はふらっと店に行き過ぎて、マスターが私のことを『娘だ』とか、ふざけて周りに紹介してくれる。悪い気はしない(照))



2022年の秋に初めてレインボーで、交流会を貸し切りで開催させていただいた時には、まだマスターとあまり関係性が構築できていなかった。そんなこともあって、当時の私は失礼のないように気を遣ったり、マスターも交流会を楽しんでくれるか不安でドキドキだったりしていた。

しかし、日本酒を片手に若い人たちとずーーーっと楽しそうに喋っているマスターの姿をみて、レインボーで開催してよかったと思った。その時から、焼肉や餃子パーティーなどの交流会、飲み会をレインボーで開催させてもらっている。



マスターが、大熊町に戻ってきたり、移住してきたりした人たちとどんどん仲良くなって、いろんな人の名前を覚えている様子を見るとなんだか嬉しくなる。(マスターはお酒を飲むと訛りが普段よりも強くなる。マスターが何を言っているのか聞き取りにくくなるのも、周りの人たちのマスターの訛りが強すぎてなんて言っているのかわからず困っている様子を見るのも面白い)



マスターはお店を貸してくれるだけでなくて、大熊町でいろいろとチャレンジする人のことを応援してくれる。マスターはよく、『若いもんに頑張ってもらわんと!』と、言っている。プレッシャーを感じる人もいるかもしれないが、大熊町の古株であるマスターにこう言われるとなんだか、自分とは世代の全く違うマスターに応援してもらえるのが嬉しくて、「なんか頑張るかあ、やってみるかあ」と、期待に応えたいという気持ちになる。



マスターはこの口癖を言うだけじゃなくて、いろいろとアドバイスをくれたり、『俺が○○に言っておくからやってみろ!』などの調整もしてくれたりする。(しかも町の結構上の役職の人とか(笑))そんな面倒見のいいマスターだからこそ、今日も私はレインボーに足を運び、レインボーランチ(800円)を食べるか、ハンバーグ定食(1000円)を食べるかで悩んでいる日々を過ごすのであった。


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