続・おおくま学 福島大学さんの「むらの大学合宿版」!!!

こんにちは!

おおくま宣伝チームの佐藤元泰です。

今回は8月23日に行われた福島大学さんの「むらの大学」という、授業の夏合宿の成果をプレゼンする発表会を取材させていただきました!



場所は大熊町役場の大会議室で行われました。
そして入り口から中の様子を伺うと発表のギリギリまで原稿のチェックをする学生さんの姿が見えます。
4日間、大熊町について学んだ福島大学の皆さん発表なのですが、同行された先生は「10年前ではできなかった現地の視察が昨年から出来ているということに、復興が前進している」と感動しておられました。


学生さんの中には、震災時福島にお住まいで未就学児だったという方もいらっしゃり、当時の思い出から、大熊町の復興の様子など色々な思いがあると思います。


現地実習では、大熊町役場企画調整課の「第3次復興計画」や生活支援課の「移住・定住促進中期戦略」などの座学、伝承館と中間貯蔵施設、大熊町内の見学を行い、帰還者インタビューと移住者インタビューを経て「大熊町への移住と帰還」をテーマに地域の比較をして大熊町の独自性・強みを理解するという狙いです。
なんと班によっては朝の5時まで発表の資料を作成し、入念に打ち合わせされていたとのこと。

学生は4班に分かれ、それぞれの発表を行いました。

図書館の取り壊しのエピソードから、故郷の思い出や懐かしさを感じるモノが無くなってしまい、大熊町に帰ってきたという安堵感を感じることが出来ないという思いを知り、スクラップ&ビルドで復興へ向かう新しい街並みがキレイ!と、率直な感想とのギャップを持ってくれていました。
やはり福島大学さんは学校の先生になる学生さんも多いということで、ほとんどの学生さんが2023年大熊町大川原地区に完成した学び舎ゆめの森に着目した移住促進を提案してくださいました。


現状、帰還者が274人。移住者が514人という数字を基に、ほかの地域と比較し、
・ゆめの森への教育移住の良さがある
・大熊町は移住者へ住宅の補助が手厚いのが魅力的
・更には移住の為には良質な雇用が必要である
・教育移住をしても進学を機に大熊町を離れてしまうという点や卒業後の就職先も選択肢が少なく、Uターンしづらいのでは?

などの課題も飛び交いました。


発表後の感想意見交換では、発表を受けて大熊町役場の方からは「町の帰還者や移住者を増やすには、もっと行政に出来ない民間のインフラがもっと必要だと思います。」というお話がされ、学生さんの発表をもとに意見交換をしてくださいました。
実際に発表会後に福大生さんに大熊町で生活するためにあったらいいな!と思うものはとインタビューさせて頂くと、スーパーやドラッグストア、おしゃれなカフェなどのお店や病院などがあれば住みやすくなると。さらに普段の日常生活で公共の交通機関を利用し、生活している学生さんにとっては交通の便があまりにも不便という感想も。

発表を終え、大学生の皆さんはおおくまーと内、喫茶レインボーのマスターが調理してくれたランチに舌鼓を打ち最高の笑顔を見せてくれました!!


更に大熊町の良いところはとインタビューさせて頂いたところ、
「すべての飲食店さんのお料理が美味しい!」
「ほっとおおくまに宿泊させてもらい、すごく快適でした!」
「運動施設が利用しやすい。」

そして、

「大熊町の人は皆優しい。」

とうれしいお言葉をいただきました。
まだまだ復興の途中で大人でも完璧な答えの出せないような課題に、短期間の合宿で仲間と協力し最善の解決策を見出そうと、チャレンジされた福大生さん大変お疲れ様でした!!
また是非大熊町にいらして、心優しい町民の人たちと「帰ってきたい」、「移住したい」と思える大熊町の未来像について、熱く語り合いましょう!!

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