皇居1周

 

2015年の東京マラソンは膝の故障により18キロ地点で途中棄権。以来、走るのはカラダに良くないと思い込んでしまった宣伝チームの常世田(トコヨダ)です。



 さて、東京都内のランニングスポットといえば真っ先に浮かぶのが皇居でしょう。皇居というよりは「皇居1周」と表す方が馴染み深いかもしれません。都心にありながら木々や緑が多く、トイレや水飲み場、ランニングステーションなども整備されているランナーに優しいコースです。

 15キロ、高低差26メートルというのも走るにはちょうどいい距離。桜田門をスタート地点にすると、竹橋まではほぼ平たん。その先は千鳥ケ淵公園までが登り坂。千鳥ケ淵から半蔵門までは再びフラットになり、半蔵門を過ぎれば三宅坂の下りが続いて桜田門にゴールするといった塩梅。

 また、コース途中には二重橋・武道館・英国大使館・国立劇場・国会議事堂・警視庁などの見どころが随所にあります。無いのは信号機くらいでしょうか…?


 ところで、大熊町役場がある大川原地区からJR大野駅まではおよそ5キロあります。皇居1周とほぼ同じ距離です。もしここに、皇居周辺のような安心・安全に走れるコースがあったらどうでしょう?



この先、大熊ICや国道6号線沿いにも拠点が整備される計画です。そうした拠点もランニングコースで結び、大熊町内を走って巡れる環境があったら、人は走り出したくならないでしょうか。



 ランニングを奨励することは町民の健康意識を高めます。クルマ利用を減らすことで省エネやゼロカーボンの推進に寄与します。また、かつての「大熊駅伝」のようなスポーツイベントを開催することができ、来町者との交流機会を増やすきっかけになるでしょう。




実際、皇居ランには近隣県からもたくさん走りに来る人がいると聞いています。そして何より「走るのはカラダに良くないと」と信じ込んでいた私が、ランニングを再開するだろうと予想できるからです。疲れてしまったら無料で乗れる「生活循環バス」で帰ってこれますからね!



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