生活循環バス


子どもの頃は乗り物酔いが酷く、修学旅行や社会科見学等でバスに乗るのが嫌いだった宣伝チームの常世田(トコヨダ)です。


 さて今回ご紹介するのは、大川原とJR常磐線の大野駅/富岡駅を結ぶ公共交通『生活循環バス』です。普段の移動はもっぱら自家用車ですから、移住以来まだこのバスに乗ったことがありません。しかし大熊町民としてはぜひとも宣伝しておきたいところなので、今般初めて使わせてもらうことにしました。

 このバスの一番の特徴は「運賃が無料※」だということです。町民に限らず、町外から大熊町に来訪する方々を含め、どなたでも無料でご乗車いただけます。

 路線は2つあり、ひとつは大川原公営住宅前から大野駅西口を結ぶルート。もうひとつは大川原公営住宅前から富岡駅を結ぶルートです(大熊町内から富岡駅方面に向かうバスは、富岡町内での乗車はできません。また富岡町内から大熊町内方面に向かうバスは、富岡町内での降車はできません)。



 初めての乗車は大川原発12:05の富岡行き。大熊町役場~常磐富岡IC入口~メガソーラー発電所~夜ノ森~さくらモールなどを経由して12:28に富岡駅着。定員24人の電気バスは、音が静かで乗り心地も快適です。ちなみにこの電気バス、災害時には一般家庭用電力として10日分ほどの給電ができるといいます。

 富岡駅では30分弱の待ち合わせで下り普通列車(原ノ町行き)に接続。せっかくなのでSuicaを使って大野駅まで2駅ほど乗車。大野駅ではスムーズな接続で、西口発13:15のバスに乗れました(車両は10人乗りのワゴン車)。



 大川原に向かう無料バスは途中、下野上の都市基盤整備の工事現場を見ながら、保健センター/大熊インキュベーションセンター/五差路などの停留所を経て13:32に大川原公営住宅前に帰着。出発からおよそ1時間半、意外とリラックスできるミニ旅行でした。

私は間もなく高齢者と呼ばれる年齢になります。ですからいつまでも自分で運転を続けるというワケにもいかなくなります。そうなったとき困るのが通院や買い物の際の「足」です。大熊町の生活循環バスは、少子高齢化が加速する未来を見据えての行政サービスではないかと思います。

それほど遠くない将来、必ずお世話になることでしょうから、それまでずっと無料のまま運行を続けて欲しいものです。

https://www.town.okuma.fukushima.jp/soshiki/seikatushien/16832.html



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