健全経営

 たくさん稼いでいても、ジャブジャブお金を遣っていたら家計はスグに破綻します。そんな苦い経験をしてきた宣伝チームの常世田(トコヨダ)ですww。



 さて、先日出先の西郷村(にしごうむら:福島県西白河郡)で聞いてきた話を紹介します。西郷村は人口2万人を超え、村別にみると県内トップ。国内でも、読谷村(沖縄)・東海村(茨城)・中城村(沖縄)に次いで全国第4位の人口を誇る村です。

 今年7月に公表された本県の「普通交付税額一覧」によれば、県内59市町村のうち財政の健全性を理由に、国から税の交付を受けない(自立した)自治体は4町村のみでした。大熊町も不交付団体の一つになっています。

 そこで、なぜ西郷村は健全財政を維持できているのか知り合いの村民に聞いたところ、サラッとこんな回答が返ってきました。

「この村は役場などの公共施設は古いまんま使っている。道の駅建設の話は中断した。新幹線の駅/高速道路のIC/大手企業の工場や商業施設もあって収入が多い反面、無駄なお金は遣っていない。でもそろそろ役場(県南でもピカイチの老朽ぶり)を建て直してもいいんじゃないかと思う」とのことでした。


 家計に例えると西郷村は、所得・消費・貯蓄・債務等の管理が適切に行われているのです。健全経営と言っていいと思います。

 ところで大熊町の懐事情はどうでしょう?行政活動を行うのに必要な財源をどのくらい自力で調達できるかを示す「財政力指数」において、大熊町は国内1,724市町村のうちTOP 6に入っています。県内でも断然トップです。


https://www.town.okuma.fukushima.jp/uploaded/attachment/9054.pdf

大熊町では現在、第3次復興計画が急ピッチで進められています。まちの基盤整備/教育や子育て/町民の生活支援や福祉等に遣われるお金は巨額です。でも、それを上回る歳入や基金(貯金)があるからこそ、財政的に自立できているワケです。


https://www.town.okuma.fukushima.jp/uploaded/attachment/9054.pdf
https://www.town.okuma.fukushima.jp/uploaded/attachment/9054.pdf

大熊町に移住して1年。我が家もようやく『健全経営』に転じてきました。



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