ジオラマで大熊町を残す


 福島大学未来デザインセンター相双地域支援サテライトの加賀谷です。今回は、職場の仕事で大熊町に関連した取組みの一つをご紹介いたします。

   被災地の建物等のジオラマを作成して、地域の面影を残す活動している関西学院大学法学部3年 熊谷朋也さんが9月10日に常磐線大野駅周辺のジオラマを大熊町役場に贈呈いたしました。



 贈呈を受けた島副町長は、自宅付近のジオラマに目を細めて見入っていましたが、残念ながら自宅は解体後で、ジオラマには描かれていなかったとのことでした。

熊谷朋也さんは7月に水彩画を大熊町役場に贈呈した神戸市在住の一級建築士 曺弘利(チョ ホンリ)さんに師事して学業の傍ら作品の製作に取組みました。



 相双地域支援サテライトでは、地域の歴史や文化の継承に取組んでいます。そのご縁でこの春に双葉町を中心に水彩画で残す活動をしている曺弘利さんと熊谷朋也さんに出会いました。熊谷朋也さんは、今回、浜通りに足を運んだ回数が6回目になります。全て自費での移動とのことでした。頭が下がる思いです。

 今後の活動予定は授業が始まるため、はっきりとは見通せないようですが、「能登の穴水町や大熊町内のジオラマを作成したい」との抱負を語ってくれました。



    おおくま宣伝チーム 加賀谷 環


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